1.ヒーターをセットしたが、水温が上がらない
1-3.水槽の飼育水量とヒーターの W数(発熱量)は適合していますか?
1-7.ヒーターに内蔵している空焚き防止装置が動作していませんか?
2.ヒーターの外観に関するご質問
2-1.ヒーターがONの時、本体に”小さな泡”が付いていますがあれは何ですか?
2-2.ヒーターを使い続けているうちに本体が焦げてきた。このまま使い続けて、大丈夫ですか?
2-3.ヒーターの半分からしか発熱していないいないようだが、品質には問題ないのですか?
3.ヒーターの安全面に関するご質問
3-1.水槽の水漏れや蒸発で、水槽の水が減ってしまい、ヒーターが水から出てしまった場合、危険はないのですか?
3-2.いつの間にか水槽の水が減っていて、危うく空焚きするところでした。何か対策が取られていますか?
1-1.水温計を使用していますか?
水温計を使用せず、手の感覚で水温を計ると正確な温度は判りません。 お部屋の温度が20℃以下でない限り、指先の体温は36℃前後ありますので、手で触れた水槽の水は、ほとんどの場合冷たく感じます。 真夏のプールの水は26℃前後あるのに、入るときはとても冷たく感じるのと同様に お魚を飼育している水槽の水に手で触れると、多くの場合、冷たく感じます。 逆に手で触れて常に暖かいと感じる水温は、例えばお風呂のぬるま湯がありますが、 36℃~40℃となっており、お魚が生きられる水温を超えています。ヒーター・サーモスタット等、保温器具を正しくセットすれば、お魚の快適水温に到達していますし、お魚が元気であれば、ほとんどの場合問題はないと思いますが、 快適な観賞魚飼育には、“きっちり計れる水温計”(弊社製)等、温度精度表示(±誤差表示)のある正しい水温計を使用して、いつも正確な水温を計測することが大切です。 |
1-2.水温計の指示温度に問題はありませんか?
水温計をご使用の場合でも、ご使用中の水温計の指示温度と水槽の実水温に大きなズレが生じている場合があります。 保温器具の設定温度と水温の誤差が4℃以内の場合は、水温計の指示温度が間違えていることが多く、実際の水温は設定温度に到達している可能性が高いです。 慌ててお湯を入れて水温を上昇させる等の対応をせず、まず正しい水温計に替えてから水温を確認して下さい。水温計は、弊社製“きっちり計れる水温計”等、経済産業省届出製造事業者マーク●Hがある信頼性の高い日本製品をご使用下さい。 経済産業省届出製造事業者が製造する水温計は、温度誤差の範囲が±1メモリ 以内と政府が定めた厳しい基準をクリアーしています。 “経済産業省届出事業者マーク”のない水温計や“温度精度表示(±誤差表示)”のない水温計は、正しい水温が表示されていない場合が多くありますのでご注意ください。 |
1-3.水槽の飼育水量とヒーターのW数(発熱量)は適合していますか?
下表をご参照いただき、お使いの水槽に最適な当社製ヒーターをお選びください。 |
1-4.水槽の水は循環していますか?
暖められた水は、水面近くに上昇しますので、水槽の水が滞留している場合、水槽の上方と下方では、水温に大きな差が生じます。市販のフィルターなどを併用し、水槽内の水を循環させると、水の温度は均一となり温度差を解消することができます。
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1-5.ヒーターのセット方法は適切ですか?
ヒーターを水槽上部にセットした場合、暖められた水は水槽の水面近くに上昇し、水槽内の下部では、水温が低温のままとなります。
ヒーターは、水槽の底面近く(敷砂利等がある場合は、砂利の上方)にセットし、市販の |
1-6.ヒーターに内蔵している空炊き防止装置が動作していませんか?
ヒーターに内蔵している空炊き防止機能が一度でも作動すると、ヒーターは再度使用することができません。
思い当たる節があれば、ヒーターを購入された販売店様にご相談ください。 |
1-7.サーモースタットのセンサーをヒーターと誤認されていませんか?
ヒーターもサーモスタットも同じ円筒形をしているので、まれにサーモスタットのセンサーとヒーターを誤認されているケースがあります。下図をご参照の上、再度ご確認ください。 |
1-8.ヒーター単品を直接電源に接続されていませんか?
サーモスタットを内蔵していないヒーターを直接電源に接続すると、適切な温度に制御できないばかりか、際限なく水温が上昇してしまい火災などを引き起こす事態となりかねず、危険です。サーモスタット内蔵のヒーターを使用されるか、サーモスタットとヒーターを組み合わせてお使いください。 |
2-1.ヒーターがONの時、本体に”小さな泡”が付いていますがあれは何ですか?
水中に溶存する”空気”です。ヒーター表面の熱により水中に溶存する空気が熱せられることで分解され、空気の泡(気泡)となって現れます。製品の故障ではありませんので、ご安心ください。 |
2-2.ヒーターを使い続けているうちに本体が焦げてきた。このまま使い続けて、大丈夫ですか?
本体に使用しているガラス外装管は、ヒーターの熱により変質・変色することはありません。変色に見える物質は、飼育水に溶存する炭酸カルシウム(石灰質)が、ヒーターの発熱により熱分解され、ヒーター管の外側に凝集・付着したものです。 付着物を放置すると、除去することは困難となり、故障の原因となりますので、早期に硬めのスポンジ等で水洗いし除去することをお勧めします。 |
2-3.ヒーターの半分からしか発熱していないいないようだが、品質には問題ないのですか?
ヒーター本体に付属している電源コード側を右とした場合、右半分はセンサーや安全装置が内蔵されており、ほとんど発熱しません。
左半分に加熱装置が内蔵されているため、加熱中は左半分の発熱部から“水の揺らぎ”や“気泡の発生”が確認されるのは正常な状態です。 *ダイヤルブリッジR・AFシリーズは、上下二段構造となっており、上段が発熱部、下段がセンサー部となっております。
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3-1.水槽の水漏れや蒸発で、水槽の水が減ってしまい、ヒーターが水から出てしまった場合、危険はないのですか?
弊社が製造する全てのヒーターは、安全装置、または安全構造を備えており、 万が一の空焚き(水中以外、気中での加熱)時に、加熱状態が継続することはありません。 また、ヒーターカバー等に使用しているプラスチックには、発火しない自己消火性樹脂を採用しており、空焚き時に於いて プラスチックが溶けて変形・発煙する場合がありますが、製品自体が発火することはありません。 但し、空焚き時の気中に於けるヒーター本体表面温度は、100℃を超える高温となりますので、 ヒーター管に手で直接触れる、 ヒーター管を可燃物の近くに放置する等は重大事故の原因となり危険です。 ヒーター:空焚き防止装置/制御装置サーモスタット・コントローラー:センサー空焚き防止装置、過電流防止装置ヒーターカバー:自己消化性樹脂等、発火しない素材ご使用に当たっては、以上のような安全装置を備えているものをご使用頂くことをお勧めします。 *ヒーターに空焚き防止装置が内蔵されていても、動作時間が3分程度は必要です。 一般的に市販されているポリプロピレン製樹脂カバーは、発火等の重大事故リスクが大きくなってしまいます。 当社製品ではこういったリスクも考慮した製品づくりを行っています。 |
3-2.いつの間にか水槽の水が減っていて、危うく空焚きするところでした。何か対策が取られていますか?
当社製品には、以下の様な対策を講じているものがございます。
ヒーター:空焚き防止装置/制御装置 サーモスタット・コントローラー:センサー空焚き防止装置、過電流防止装置 ヒーターカバー:自己消化性樹脂等、発火しない素材 ご使用に当たっては、以上のような安全装置を備えているものをご使用頂くことをお勧めします。 *ヒーターに空焚き防止装置が内蔵されていても、動作時間が3分程度は必要です。 一般的に市販されているポリプロピレン製樹脂カバーは、発火等の重大事故リスクが大きくなってしまいます。 当社製品ではこういったリスクも考慮した製品づくりを行っています。 |